2023.6.22 啓発活動推進中 クビアカ特特別講義等参加。
クビアカツヤカミキリの啓発活動の一環として18日は他県の樹木医会総会で講演、22日は高校の生物部の皆さんにクビアカツヤカミキリの特別講義を行いました。この様に色々な機会を捉まえて活動しています。
この高校の生物部の生徒さん達は昨年の成虫確認時から、フラス調査や成虫捕獲の活動を行い、フラス発見の大金星を挙げられています。又、近隣の墓地公園等々の樹木に樹木№を付ける活動もされて、その後の調査に大変役立っており、兵庫県より感謝状も授与されています。今回の特別講義の内容は後日小学生の皆さんに指導される予定です。これら活動が地域のサクラをクビアカから護り続ける良いバトンリレーのお手本となると確信しています。
被害を受けやすい樹木を知る。クビアカの生態、被害の状況、対策の方法等々の講義。
サクラの同定 つる性でない→単葉→葉は裂けない→葉は互生→きょ歯がある→腺体がある→いよいよ現物比較など基本から。樹皮の特徴は横縞がある→皮目が目立つ等々他の樹木の樹皮との違いを学んでいただきました。これで被害を受ける樹種の確認はバッチリです。
成虫、幼虫の観察、フラスの見分け方(クビアカツヤカミキリ、コスカシバ、その他)実体顕微鏡による現物観察。(フラスの違いが明確に!)
今回の講義で観察用に使うため、6月17日に大阪羽曳等で捕殺した成虫45頭。
6月18開催された滋賀県樹木医会の会場びわこ文化公園管理事務所
第2部 クビアカツヤカミキリ研修会の様子。 行政の方や造園関係の関係も参加されました。
今年のクビアカ対策が始まったばかりですが、昨年培った防除対策の仕組みが機能しています。引き続き現場での実践と啓発活動を推進していきます。
明石北高校生物部に講義っていいですね。
石ケ谷公園に近いし、今後の活動に期待します。
高校生が小学生にも説明するって、ほんとにいいですね。
広がりを感じます。
地域の桜はみんなで守る。
高校生物部生にまず、これが桜だとの解説からスタートするって、勉強になります。
西明石の和坂小学校の子ども桜守たちにも、機会あれば話してみようと思います。