2025.3.23 自然観察イベント「早春ハイキング」が開催されました。

3月23日兵庫県立ゆめさきの森公園で毎年恒例の自然観察イベント「早春ハイキング」が開催され、講師を務めました。例年、ヤマザクラなどの開花が見られるのですが、今年はウメがやっと開花した状況で開花した樹木が少なかったのですが、樹木の生き様等多彩な内容で参加された皆さんにご満足していだけた様です。

スタート地点のではウメの「紅梅」「白梅」についての話題で、切断した枝の断面の色の違いに皆さん驚いておられました。

アブラチャンの説明では名前の由来、雄花と雌花の違いも観察していただきました。

尾根の樹木の生態ではソヨゴの生き様(尾根での優位性、葉の形状の乾燥対策等々)の説明には皆さん納得です。

折り返し点の展望台では、ザイフリボクの芽を観察、三大美芽(ザイフリボク、ネジキ、コクサギ)三大美幹木、仏教の三大聖木、最後は三大美女の話で締めくくりです。

毎回、マンネリにならないよう、シカなどによる獣害で食べ尽くされて少なくなった樹種ですが、名前の言われ、薬効など先人の知恵も折り込んだ説明をしており、「鼻高の知恵」も習得しながら、早秋の自然を満喫していただきました。

今回紹介した樹木は、ウメ、サクラ、ガマズミ、アセビ、クロマツ、カキ、ヤマコウバシ、スギ、ヒノキ、アラカシ、ヒサカキ、サカキ、アオキ、アブラチャン、コショウノキ、シキミ、シロダモ、ナワシログミ、ヤマフジ、ヤブツバキ、クロモジ(ヤナギ)、アベマキ、コナラ、コバノミツバツツジ、リョウブ、アカマツ、ゴンズイ、ヒイラギ、ウワミズザクラ、ソヨゴ、ガンピ、シデザクラ等々です。 椿、榎、楸、柊は全て読めますか?

次のこの公園では4月13日に春の自然観察会(草本)を行います。

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