2020.7.25 JYUKU生の皆様へ 頼まれてからでは遅すぎる。

お伝えしたいことが多すぎてブログ掲載が間に合いません。19日は和歌山での定期巡回調査でしたが、立ち会っていただいた担当者との会話で、「毎回、同じ位置、方向からの写真やデータを報告書に記載していますが、何も無い、何も無いことを見続けることで変化や異常を見つけているのです」といつもの会話をしていました。「日常を知ることが大事なのですね」と、さすが宗教関係の方の言葉は奥が深いです。本来、巡回調査では本格的な作業はしないのですが、和歌山県でもクビアカツヤカミキリの被害が高速道路沿い2市2町のモモ園4箇所に広がり、この場所も今年から該当地域になりました。「頼まれてからでは遅すぎる」被害が出て、予算化してからではこの貴重なサクラは守れません。もう少しは大丈夫?「虫はムシの都合、人はヒトの都合」です。予想を超えて隙間を狙われます。これが防除の盲点です。早速,応急処置として産卵防止用のメイカコートを塗布しました。経過観察を続けながら来年度は、更に万全を期して産卵、穿入対策の「クビアカガードネット」を被覆します。

高さ2.5mまで塗布、ハケでの塗布のポイントは、地際を特に念入りに、乾燥後透明に仕上がる様に空気を含まさないこと、塗り漏れが出来ないよう隙間は3方向から塗ることです。 噴霧器で散布する場合も凹凸をカバーする為、必ず2方向から散布する必要があります。

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