2021.3.17 JYUKU生の皆様へ 実務編 「石板埋設工法で樹勢回復」
ここ3週間ほど樹勢回復や保護工事が続きましたが、その中の1つ「石板埋設工法」によるで樹勢回復方法を紹介します。その効果は10年前に行った公園のシダレザクラでも継続して効果を発揮しています。
昨日のニュースでも、満開のシダレザクラと来苑者のカメラの放列が映像で流れていましたが、この景色の地面の下は、これら人の動線を考慮して踏圧対策と新たな発根領域を確保するため石板が57枚埋設してあります。
この下に57枚の石板を埋設しています。
工事は二期に分けており、下の写真は二期工事の写真です。左の砂利部分は一期工事で既に直線状に30枚石板が埋設してあります。
石板埋設工法事例3次が、2週間前に行った庭園のサクラの石板埋設施工です。この事例は、踏圧対策より、石板埋設の特徴である、石板、石と土壌の微妙な温度差による結露現象を利用した発根促進を主体にした処置です。樹勢衰退原因や施工した詳細はjyukuで来られた時に説明します。
施工概要のイメージは下記PDFを参照下さい。
石板埋設工法事例このように規模の大小を問わず、自然の理にかなった工法で施工した場所は、大規模な石板敷設工法も合わせて全国で数十カ所に増えました。その結果も継続して検証していますが現時点では、全て順調に回復しています。