2017.3.17 JYUKU生の皆様へ 実務編「炭化による保護処置」

JYUKU生の皆様へ 樹木の枯死部の処置として炭化処置を実施する場合があります。2週間前に実施した事例です。炭化処理は効果が有るとか無いとか、評価は分かれますが、確実に処置すれは、腐朽進行を遅らせたり、新たな病害虫が一時的に防げることが判ってきました。大事なことは、1回で終わりではなく、観察を続けながら繰り返し施工やメンテナンスを確実に行うことがその成否を分けます。

樹幹注入による縦列部の腐朽部分を無理なく除去後、炭化等の処置した写真です。部位によっては、深さ10cm程度辺材部が腐朽していました。

施工にあたっての重要なポイントはいかに800℃~1200℃の熱伝導による影響を健全部に与えないかです。

特殊耐熱シールは2種類、800℃~1200℃まで耐えられます。

サーモグラフィカメラによる施工時の温度測定です。数秒で処置後、健全部に影響を与えない様、即、常温に戻す方法も大事な裏技です。

処置後の保護剤は、樹種や腐朽状況により数種類の資材を使い分けます。

前回紹介した自然素剤です。

この様な処置を繰り返すことで、枯死部表面の腐朽進行は抑制され、景観も損なわれず百数十例で維持できています。具体的な施工方法、重要なポイント、使用する資剤(材)は日々進化していますので最新情報を確認下さい。詳細はjyukuで説明します。

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