2020.8.19 JYUKU生の皆様へ「実務編」猛暑の中調査が続きます。

JYUKU生の皆様へ、猛暑の中カシノナガキクイムシ被害木調査が続いています。現場での調査も大変ですが、調査した内容を整理まとめるのが又一苦労です。「実務編」として、まとめ方の一部事例をPDFで添付しますが、目的は被害状況を把握することは当たり前ですが、その被害木を次に処置していただく方々のことを思い浮かべながら、後工程がし易い様に工夫、まとめることが大事です。(始めに終わりを思う配慮)

調査は樹木医4名一組で作業していますが、平地はほとんど無く、急峻な場所が多いので大変です。今回の調査エリアは、被害木が多く、大半が加害を受けており中々次の場所に進めませんでした。調査、計測と併せて、その位置関係の記録、整理に困難を極めています。(ナラ枯れ被害調査はGPSでとか、甘い考えが通用しない現場です。)添付の位置概略図は、A4に各ブロック毎にプロットしますが、MAX400本のブロックもあります。(さて、どのようにA4、1枚に入れ込むでしょうか? JYUKU生の皆さんならどう工夫しますか? JYUKUにて説明。)

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今年はこのエリア(6ブロック)で 調査業務が終わりと思っていたのですが、又、昨日、新たな所から調査依頼が来ました。仕様書の条件に「カシノナガキクイムシ被害の調査経験を有する者」と記述があり、早く経験者を育成して、この調査業務も若い世代の樹木医の皆さんにバトンを渡したいと考えています。 

到達した山頂からの景観、遠くに明石海峡大橋が望め、調査の苦労を一瞬忘れる瞬間です。山々にはナラ枯れ被害木が目立ちます。一息いれて、調査は下山の別ルート無風の谷道です。まだまだ猛暑の中の調査が続きます。

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2020.8.19 JYUKU生の皆様へ「実務編」猛暑の中調査が続きます。” に対して1件のコメントがあります。

  1. 鎌田 正敏 より:

    宗實先生

    いつもお世話になっております。
    猛暑の中の作業で、お疲れ様です。
    樹木医の皆さまの仕事は、幅広く奥が深いですね。写真のような現場ばかりとは驚きました。
    外で作業することも多いと思いますが、どうかご自愛ください。

    鎌田

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