2025.7.1 クビアカの成虫を各地で確認しています。

兵庫県は爆発的な成虫の飛翔は確認されていませんが、広範囲で三田市6月18日、神戸市6月30日、明石市6月30日で各♂1頭を確認しました。更に丹波市で7月2日、3日、4日を含♂7頭捕殺しています。

下記2枚の写真は7月2日丹波市氷上町のモモの木1本で捕殺した成虫♂1頭、幼虫5頭、サナギも1頭捕殺しました。ここでは6月28日に成虫♂1頭も確認されています。更に2日~4日で♂成虫、5頭捕殺されました。近隣のウメで成虫♂1頭、幼虫1頭も捕殺。

このエリアでは7月7日現在、成虫10頭(♂)、幼虫8頭、サナギ1頭捕獲、被害木モモ4本、スモモ1本 ウメ1本が被害木です。

モモはが激害を受けやすい樹種です。

6月30日 神戸市の成虫は、脱出対策をしているネット内で確認、捕殺しています。(3日に1回の巡回管理体制が整っている場所です)

6月30日 明石市の成虫は市民の通報によるものです。明石市は市民の通報体制が定着しています。

7月1日は明石市の公園でフラス被害木9本の幼虫捕殺(23頭)を行っていました。兵庫県ではフラス被害木は原則全て幼虫捕殺を行います。

捕殺が全て完了した被害枝は、脱出防止用のネットで包み、更に防草シートを被覆して現地で10月以降まで保管、焼却処分をします。移動は厳禁です。

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2025.7.1 クビアカの成虫を各地で確認しています。” に対して1件のコメントがあります。

  1. 谷田雅志 より:

    7月1日 石ケ谷公園でのクビアカツヤカミキリの幼虫駆除に参加させていただいた谷田(樹木医No. 3340)です.
    これまでの数回のクビアカ駆除は成虫の捕殺ばかりでしたので,今回のような1 本のサクラに対する処置の仕方について,詳しく学べたのは貴重な体験でした.知識も大切ですが,それ以上に,現場でどう行動するかを実地に体験できたことをこれからも活かしていきたいと思います.
    29年間,日本製鉄の広畑製鉄所に勤務していた技術屋で,昨年,樹木医の資格を取った新米ですが,今後とも,ご指導をよろしくお願いいたします.

    1. 宗實久義 より:

      谷田様
      猛暑の中お疲れ様でした。
      成虫の捕獲も一度は体験すると良いと思いますが、兵庫県はフラスを早期発見して幼虫捕殺の源流対策を進めています。残す木、やむなく伐採する木によって捕殺後の処置が異なりますが、幼虫捕殺する基本の考え方は変わりません、私たちグループが進めている色々な取り組みは、その時の処置だけでなく、準備や段取り、一連の作業が安全に進行できるよう配慮しながら、色々な内容を加味して参考になる研修の場にしています。
      あれだけの内容が片付けも入れて12:00、15:00ピッタリに完了できるのも一つの技術です。必ず何かプラスαになる項目が体験いただける様にしていますので、又、参加下さい。本日も、全く同じ内容で丹波市でクビアカ対策をやっていました。明日は京都市で残す被害木対策を実施します。 宗實

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