2020.5.18 JYUKU生の皆様へ 玉手箱を10ヶ月ぶりに空けました。
玉手箱(土壌改良部の初期発根と石板下の発根状況確認検証)2019.7.3設置
酸素を求め、Tパイプ(空洞)の周辺に伸長してきた土壌改良材の根は針状で内部のTパイプ(改良材入り)に浸入
内部Tパイプ(土壌改良材入り)では、分岐、細根が発生しています。
同時に埋設した編みカゴ確認孔は、深さ65cmの底部まで全て針状の根でした。
石板下の根の状況(μエアースコップで表面の土壌改良材は取り除いています)
JYUKU生の皆様へ 4月の現地研修会で開放、皆様で確認いただく予定でしたが延期になり、待ちきれず10ヶ月ぶりに玉手箱(初期発根確認検証孔と石板下の状況)を確認しましたので状況を報告します。調査の概要、目的はご存じなので省略しますが、土壌改良部に根が伸長してきているか確認する為の調査孔には、シッカリと発根が確認されました。又、調査孔に向かって根が多く集まる状況も観察出来ています。(これは 根が空気と水を優先して求める証しで、 割竹などの通気、通水管の周辺は根が集まることの証明でもあり、土壌改良時には何が優先されるかのヒントにもなります。)次に、二重のTパイプの外側の空間は針状で、内側の土壌改良材入りのTパイプでは、障害物や肥料分があれば分岐、細根が発生することを可視化した仕掛けです。表土やパイプ内の土壌改良材は、μエアースコップなどでプル、イン方式で根を露出させています。石板下の発根状況もその石の効果が現れて発根を促しています。これらの初期発根確認方法や石板埋設工法は現在特許申請中です。皆さんに来ていただける環境が整いましたら、別途同様の仕掛けを複数しており、菌根菌を接種した資材の根としない根の環境下での根の比較など色々検証できる様に準備してお待ちしております。