2020.4.5 今年もサクラが参拝者に生きる力を与えてくれています。

数年前の話ですが「この看板に励まされました」と偶然、定期巡回に訪問した時に参拝者の方が、サクラの幹に手を添えておられる姿を目にしました。看板には「樹木は人と違って生きることをあきらめません。この生き様に生命の尊さを感じます・・・」の文言が書き込まれています。このソメイヨシノは大阪府豊中市南桜塚にある萩の寺「東光院」にあります。地名のとおりサクラで有名な地域でしたが、その時代の古いサクラはほとんど残っておらず、その1本です。10年前に植え替えの相談を受けて調査、是非、残してその生き様を見ていただきたいと2011年に土壌改良等を行いました。施工後土壌改良部を大型犬が掘り起こすためその対策として鞍馬の錆び石を敷き詰めたのですが、1年後その一つの石の下に無数の細根を確認、これがヒントで「石は水を呼ぶ」と試行錯誤の結果「石板埋設工法」が生まれました。このサクラは色々な事を教えてくれます。今年も元気に花を咲かせて生き様を見せてくれます。感謝の一言です。

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