2024.4.22 和歌山県でクビアカ研修会 開催

2024年4月22日 和歌山県果樹園芸技術員協議会総会研修会で「クビアカツヤカミキリの防除について」の講演を行いました。和歌山県では特産の桃やウメに被害が出ており、生産農家やJAの皆さん中心にその対策を講じられています。

研修会に先立ち、サクラの被害地を中心にその後の状況や対策状況を見て回りました。対策は講じられていますが、行政の管理区域や民地などによりその対策方法も違っていました。又、隣接する果樹園では被害木での幼虫捕殺と伐採、根株がブルーシートで被覆、補植がされていました。

公園、道路のり面(樹幹注入とクビアカガードネット巻き)

民地(一部被害木に樹幹注入と暴風ネット巻き)

この民地に隣接した果樹園(捕殺、伐採、根株ブルーシート巻き、補植)

今後、このような状況(被害の拡大、管轄により対策方法、資材が異なる等)が県内各地で増えることが懸念され、果樹園もサクラも並行して対策を行う必要性を痛感しました。

翌日は、毎年定期的に巡回する大阪府、奈良県の激害地を見て回りましたが、被害は更に拡大しており、収拾がつかない状況でした。しかし、その状況下でも、色々工夫されて少しでも被害を減らそうとされているご苦労の痕跡が随所に見られました。

参考に参考に根株被覆に使われている防草シート、ブルーシートの遮光率データと紫外線透試験の資料(PDF)を添付します

遮光率はブルーシート87.5%、防草シート99.9%でした。

紫外線比較試験試験データ

クビアカ対策紫外線透過率比較試験

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