2024.4.11 JYUKU生の皆様へ 今年も発生時期到来!
定期的に巡回調査している庭園で今年も「マツモグリカイガラムシ」の成虫と卵のうが確認されました。観察のポイントを見逃さなければ容易に発見でき初期被害で抑制できます。見逃して放置するとその被害を終息させるには数年かかる場合があり、景観(フラッギング)と樹勢(枝枯れ)にダメージを与えます。
毎年この時期に記事をアップしていますが、外観だけでなく樹皮を剥いで卵のうを確認する事も大事です。外観ではほとんど解りませんが、樹皮を剥ぐとこのような状態です。(貴重な産卵シーンなどは1年前、2年前の記事をご覧下さい)
樹皮を剥ぐ前。
樹皮を剥ぐと。
枝先には元気な♀成虫が確認されます。動き回るのでピンボケですがオレンジ色なので良く解ります。♂の死骸も写真に写り込んでいます。
マツモグリカイガラムシの生活環.pdf-1貴重なステージ毎の写真や資料は研修時に渡します。