2020.12.9 JYUKU生の皆様へ 枯死原因調査も大事な業務です。

一部のJYUKU生の方に参加頂き、12月1日・7日・8日(3日間)ゴヨウマツの枯死原因調査を実施しました。現在、報告書作成中ですので写真等詳細は掲載できませんが、参加頂いた樹木医、樹木医補の皆様ご苦労様でした。

地上部の調査、地下部の調査、病害虫等々現地調査に加え過去の経緯も含め時系列で整理した慌ただしい説明で申し訳ありませんでしたが、色々な視点からの調査内容は今後の調査の参考になると思います。後日お渡しする報告書(写)をご覧頂くと更に調査作業の意味が良く理解できると思います。報告書をまとめていて役だったのは、約20年間の気象庁の地域データでした。月別の降雨量、最高気温等々の変化と意外なことに「瞬間最大風速」でした。特に接ぎ木と捻幹による特異な構造の樹体に与える近年にない南東、南南東からの強風の影響は大きかったと思われ、樹勢の衰退の始まった時期と一致しています。消去法で枯死した原因は絞り込めましたが、今回はこれらの気象要因も含め、複合的な要因もあり、中々勉強になりました。年内は調査依頼が多く日程調整ができなく無理ですが、改めて最終報告会を兼ねた勉強会を現地で行いますので参加下さい。特に2013年からの継続観察により、あるタイミングからの変化点が資料からも 確認できますので楽しみにして下さい。

イメージ図1

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