2027.7.17 滋賀県でクビアカ被害が確認されました。
5月17日滋賀県からクビアカ被害初確認のプレリリースがありました。これで近畿は全てが被害地となり、あらためたクビアカの脅威を痛感しています。今後、詳細調査による実態把握と地域トリアージを進め、発生源の特定、被害の拡散防止が急がれます。

調査日当日は日本樹木医会滋賀県支部の方々と一緒に調査、成虫脱出防止対策の現地指導を行いました。
対策等詳細は滋賀県のHP、プレリリースをご覧下さい。
特定外来生物クビアカツヤカミキリが県内で初めて発見されました|滋賀県ホームページ
調査の様子です。

樹木医目線で経験「虫の知らせ」とブラックライト等も駆使して調査を進めました。



最初に被害が確認された地域では、市民の協力を得て、いかに多くの目で調査(成虫、フラス発見)をするかが勝敗を決めます。被害木の所有者特定、被害の全容をいち早く把握、対策することで被害拡散の抑制につなぐ事が出来ます。
成虫発見、捕殺、フラス発見、幼虫捕殺、緊急脱出防止対策、薬剤散布、状況により秋以降の伐採(焼却、チップ)、根株処理と時間的な猶予はありません。残す木は更に継続した恒久対策が必要です。