2025.2.12 兵庫県西宮市でも被害木の幼虫捕殺、伐採処置完了。

2025年2月12日西宮市の公園でクビアカツヤカミキリ被害木1本が伐採されました。西宮市は2022年に成虫1頭と被害木1本を確認、2023年に1本伐採処置を行い、更に2024年度に同地で被害木(フラス)1本が確認され、今回、伐採、幼虫捕殺、根株処理等が行われました。2024年度は複数回の周辺調査でも成虫や被害は確認されず、西宮市では的確な調査、処置が行われた結果、現時点では新たな被害は確認されていません。

当日、処置が行われたソメイヨシノ(フラスは2箇所の部位で確認)

焼却処分先の搬入仕様に基づきサイズを調整、断面の孔道有無等確認、幼虫捕殺後搬出。

上部のフラス排出部、主幹では無く大枝方向に孔道、脱出孔、蛹室形成、蛹室はカルシューム分で隔壁形成。排糞孔も複数確認できる。

蛹室のカルシューム隔壁の内側は粉状の固めたフラスでアール状に固定、強度アップされている。

この被害木では幼虫を3頭確認、捕殺。(激害地では無いので、連続性は無く、幼虫は全て2023年産卵分)

根株処理は、切り株の孔道に薬剤注入後、覆土、防草シート被覆で完了。(公園の場合、子供達が処置部に上がることを想定して安全上覆土しています)

覆土

防草シート被覆(端は全て折り返し二重で固定)、2年間被覆で撤去可能。

上記の様に、1本1本確実に処置が出来ると良いのですが、激害地や個人所有地、持ち主が不明な所は対策に苦慮し放置される場合もあり、被害抑制効果が懸念されます。(兵庫県では現時点で確認された被害木は確実に処置が行われてます)

クビアカ対策は、早期発見、早期の確実な処置が拡散防止につながります。。

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