2021.11.21 JYUKU生の皆様へ 必死に生きようとしています。
貴重な樹木の遺伝子を残す活動に取り組んでいますが、今回は、昨年2月に関西育種場の協力を得て、林木遺伝子銀行110番制度を利用して里帰りを果たしたクロマツ苗の近況です。半年ぶりに訪問すると採取した元木のクロマツは更に枯れが進み、数本の枝を残すのみになっていました。
残った枝で必死に生き続けています。
里帰りして植栽した2本の苗木は元気に育っていました。
その1本には球果を付けていました。
本件は過去のブログにも詳細をアップしていますが、樹木の遺伝子を残す時期の判断は難しいものです。(採取時期のタイミングや手続きにも時間がかかるので、少しでも心配な要素があれば早いほうがいいですね)
このクロマツは、現在の状況を見るとギリギリのタイミングだったと思われます。苗木が大きくなるまで出来るだけ永く生き延びてくれるよう祈るばかりです。