2021.9.14 JYUKU生の皆様へ やっと一区切りがつきました。
JYUKU生の皆様へ おりに触れ話をしていました岡山のマツの話に一区切りがつきました。 マツ材線虫病の松枯れ相談から13年間ご縁が続いており、その間大震災や色々な出来事があり、枯れた親木から採取し発芽した松の苗木を今回初めて同期の樹木医に依頼して剪定しました。
ちょうど今年は東日本大震災から10年目にあたり、その節目に植栽後そのままにしていたマツ苗を、庭木として整えるための手入れです。感慨深いものがあります。
下の写真は2009年に相談を受け、2013年まで奇跡的に生き続けた親木です。このマツから2012年に採取した球果から種が発芽、2016年3月に苗木を「里帰り」として、枯死したマツの横に植えたました。
2016年3月に里帰りしたマツ苗
その苗木が植栽後、5年で下の写真の様に、樹高3.36m、根元直径10cmまで育ちました。
このままでは、おうちの方も手入れが出来ないので、今回、庭木として将来庭になじむよう大幅に縮小して、形を整えました。
当日は、TV番組の撮影も行われ、これまでの色々な経緯も含め収録していただきました。
「たかが松、されどマツ」です。この1本のマツには、 親木と共に多くの想いが込められています。
下の写真は整備途中に出現した「枯死した親木」の切り株です。(親子対面の瞬間ですね)
「命の偶然」で家族の思いを繋いでくれているマツ、数年後が楽しみです。
詳細は書けませんが、この苗木の兄弟は福島県でもすくすく育っています。
話はまだまだ続きます。来春には福島を訪問する予定ですのでその結果を機会がありましたらご紹介します。