2021.6.17 諭鶴羽神社アカガシ群落続報 捕獲数ゼロ!?

本日、諭鶴羽神社アカガシ群落の第2回捕獲調査と防除対策の進捗状況確認、MBSの取材も対応しました。

その結果、意外にも捕獲器での捕獲数はゼロ、粘着紙の捕獲もゼロでした。まだ、気温が低く、樹皮表面温度も18度と低い為に群落内の脱出は始まっていないようです。前回調査での1頭は、近隣から飛来したカシナガが偶然、捕獲できた様です。

ゼロの要因の一つに、捕獲器を設置したエリアの大半に、ネットや捕獲紙が巻き付けられており、その効果もあるようです。一番被害木の多かったエリアに捕獲器をセットしたのですが、うれしい誤算です。

景観が一変 ! 林立した穿入防止用の防虫ネット。

地元保存会の皆さんが、次々とネットや捕獲紙を手際よく取り付けておられました。(頼もしい限りです)

今日はMBSの取材もあり、保存会の皆様のご活躍の様子も収録していただきました。

地元保存会の方々が、全国の皆様からの応援の後押しを受けて、雨の合間でコツコツと作業をしていただいた結果、予想以上の早さで防除対策が進んでいます。いよいよ本格的な飛来、脱出が始まる時期が目前ですが、これらの処置の抑制効果が出てこの夏、全体の被害が軽減できることを願うばかりです。

諭鶴羽神社アカガシに巻き付けた捕獲紙には、現時点でゼロでした。早期発見の穿入生存木に巻き付けたので、捕獲数も今後少ないと思われます。

添付の写真2枚は集中加害を受けて枯死した樹(コナラ)に巻き付けた時の捕獲写真事例です。黒い線が10cm角です。こんな状況になる前に処置が出来たので幸運でした。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)