2021.6.11 諭鶴羽神社アカガシ群落で カシナガ一頭捕獲!
諭鶴羽神社アカガシ群落のカシナガ対策が進んでいますが、6月5日に設置した捕獲器3基の内1基が6月11日の調査でカシノナガキクイムシ1頭(♂)を捕獲していました。まだアカガシ群落内への飛来や被害木からの脱出は少ないと思われますが、1頭捕獲確認できたことで飛来や一部の被害木から脱出が始まったことが裏付けられました。
下の写真、どこにいるかわかりますか?
次の写真の中央がカシノナガキクイムシです
持ち帰り確認すると間違いなくカシノナガキクイムシの雄でした。(生態的に脱出の初期は雄が大半です。)
この様に地味な確認作業も並行して行い、現場の対策作業に活かします。念のため被害木に巻き付けた捕獲紙(かしながホイホイ)の一部を外して確認するとこの部分での脱出捕獲はありませんでした。但し、同じ木を枯らす養菌性のヨシブエナガキクイムシ数頭は捕獲しており、脱出が始まっています。1週間ほどで晴れた日があればいよいよ本格的な飛来、新たな穿入被害が出始めますので注視したいと思います。
次回の捕獲調査は6月17日を予定しています。