2020.11.1 JYUKU生の皆様へ この被害も身近なものとなりました。
本日、イヌマキの診断をしたのですが、近年多くの樹種でこの被害が増えています。1週間ほど前に連絡を頂いて28日の訪問予定が今日になってしまいました。「マキが枯れる」関西では私の知る原因では2種類程しか思いつきませんでしたが、現場で状況を確認するとやはり、その一つの「ならたけもどき病」でした。京都でも同じ病気で枯死したイヌマキを複数本診断しています。
既に水分はほとんどない萎ちょう状態です。
地際の樹皮を剥ぐと白い菌糸がビッシリ、独特のキノコ臭がします。
このお宅は、10年前にマツ材線病で枯死したクロマツの診断も行いました。今回のイヌマキも含め、ご家族にとって思い入れの深い庭木でしたので、診断結果をお伝えするのは大変心苦しかったのですが、色々お話を聞かせて頂き、説明すると、ご主人から「これであきらめがつきました」と言葉がありました。樹木も人も「枯死・死亡診断」の言葉は寂しくつらいですね。・・・・・・
宗實先生
お世話になっております。
クライアント様にとって、思い入れの深い樹の枯死はとても悲しいものなのですね。簡単に代わりを植えればいいという問題でもないのだと感じます。
外的要因の為に樹木が傷つき枯れてしまうことは、どうしても起こってしまうことなのだと思いますが、少しでも救出できる力になれればと思います。