2020.8.30 JYUKU生の皆様へ 調査最終日にマツオウジに出会いました。

今回の一連のナラ枯れ調査も24日が最終日で、提出期限ギリギリの28日に47pの報告書を提出しました。5日間で6箇所の調査被害木は1200本、未被害木も合わせると2500本以上調査したことになります。今年この地区は被害が多く、大半の木が加害されています。

この調査中に、マツ材線虫病で枯れた切り株から時期的な要因もあり、マツオウジが多く見られました。このキノコには、やっかいな事例があり、思い出しましたので紹介します。

数年前のことですが、兵庫県内の松林を調査している最中に、雨風の全くない状況で倒木があり、夜間でしたので人や車に被害は出ませんでした。偶然ですが、当日、調査時に車を止める駐車場でした。(危ないところでした)

早速、簡易調査をし、後日、切り株を確認しましたのでその状況をpdf(2頁)で添付します。

マツオウジ倒木事例

この様に無風でも倒れる危険があることを改めて思い知らされた事例でした。外へ子実体がでておればある程度の予測は出来るのですが、空洞内の発生は解りません。ハナビラタケ等樹種によってキノコが知らせてくれるシグナルを読み解く知識も必要です。

9月に入ると又、ナラ枯れ調査が始まります。気温が下がることを祈るばかりです。

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2020.8.30 JYUKU生の皆様へ 調査最終日にマツオウジに出会いました。” に対して1件のコメントがあります。

  1. 鎌田 正敏 より:

    宗實先生

    いつもお世話になっております。
    ナラ枯れの被害は大変申告なものになってきているのですね。

    キノコが被害樹のシグナルとなるとは、、勉強になります。

    日本ワイドクロス 鎌田

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