2025.10.7 和歌山根來寺のサクラが危ない!

縁あって根來寺の市天然記念物のサクラを15年i以上定期的に観察しています。近隣のクビアカ被害状況からこの地域への侵入を警戒しており、9月28日巡回中に隣接したソメイヨシノを見るとクビアカのフラスを確認しました。更に周辺を確認すると複数本の被害木があり、関係者に通報しました。根來寺は桜の名所で有名で、天然記念物のサクラはもちろん境内全体のサクラへの被害拡大が懸念されます。早速、翌日には関係者が対応されているようです。

根來寺のサクラ 約340本 日本気象協会tenki.jpイメージより

手前のネット被覆が天然記念物のサクラ、前方10mのソメイヨシノ数本から複数クビアカのフラスが出ていました。天然記念物のサクラは3年前から予防対策として保護剤塗布やネット被覆をして守っていますが近隣の被害状況から予断は許せません。

近隣の市施設敷地内でも確認しました。

この地域は被害の全容が未だ把握されていないため、近々全体調査が実施される予定です。

この定期調査で毎回、高速道路を使うのですが、往路、復路で休憩する岸和田SAに立ちより、サクラを観察するといずれもクビアカ被害を確認、激害の状況でした。NEXCOにも連絡すると状況は把握されており対策をされるそうです。この様にSAで被害が多発するとクビアカのヒッチハイクを誘発することになりますので適切な処置が急がれます。対策の仕方、切り株等処置の状況を見極めたいと思います。

このような状態であり、伐採後の根株処理等、今後の対策の内容についても注視していきたいと思います。

9月、10月と1ヶ月の間に、滋賀県で11本、徳島県で1本、和歌山県で6本、大阪府で10本以上、兵庫県で19本、ウメ、スモモやサクラで新規のフラス被害木を見つけました。被害地では今の時期新たなフラスが発見しやすいですね。

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