2025.9.26 滋賀県庁でクビアカ対策研修会が開催されました。

当日の様子はyahooニュース  https://news.yahoo.co.jp/articles/352a37e69bec9b7e61ab7a014c651532465f741a  でご覧いただけます。

座学の様子 質疑も入れて2時間30分熱心に聴講頂きました。

一番好評だったのが「当日限りの被害木」、毎回研修会場で設置しますがリアルに出来ています。

成虫もフラスも本物を使っています。

午後の部のネット巻き研修です。

ネット資材、設置用具の説明です。

設置手順の説明中ですが、「防草シート」の設置は、緊急巻き(徳島方式)も浮かせ巻き(通常巻き)も共通です。

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浮かせ巻きの施工で成虫脱出抑制と、産卵抑制のために「浮かして巻く」のがポイントです。浮かせヒモは10mmを2本を捻ることで15mm以上の隙間が確保されます。同時にネット内のメンテを行うためのネット開封作業(腹空鏡手術と縫合)も説明。ネットのハサミにより簡単に加工、ホッチキスでの縫合、ネットの「形状記憶機能」にも参加された皆さんの関心が寄せられました。

浮かせ巻きの作業時間は説明も含め25分です。

緊急巻き(徳島方式)です。ネットを密着させて成虫の脱出を完全に抑制する方法です。(設置期間は6月から8月の間で、必ず9月以降に取り外します) この巻き方の場合、幼虫が排糞のため噛み切ることがまれにありますが、その孔から成虫が出ることは確認されていません。

緊急巻きの作業時間は15分です。

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完成です。浮かせ巻きの場合、中がよく見えて成虫の捕殺、フラスの状況が確認できます。

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いずれの巻き方の場合もネットを巻いていない上部は加害されますので、露出した樹幹に6月、7月に薬剤を散布することでより防除効果が高まります。クビアカ対策には物理的防除と科学的防除を組み合わせることが重要です。

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