2021.6.25 諭鶴羽神社アカガシ群落飛来調査続報
6月25日、梅雨の合間をぬって諭鶴羽神社のアカガシ群落でカシナガ飛来経過調査を実施しました。まだ、地元平野部の気温が26℃、神社での外気温が23℃で、樹皮温度は19.3℃です。
日差しが差し込むと少し気温が上がりますが、ひんやりと霊気を感じるいつもの社叢林です。
樹皮温度の測定です。数本のデータを取りますが、やはり20℃にはなりません。
捕獲器による調査
合計38頭捕獲! 写真は№327の捕獲器で29頭捕獲した写真です。
捕獲器の並びから、現時点では、南西方向アカガシ群落外からの飛来数が多いことが解りました。西から№327(29頭)→№329(6頭)→№334(3頭)捕獲。
一方、アカガシ群落内で捕獲紙(かしながホイホイ)による捕獲数は1頭でした。(但し、処置木全数の捕獲紙を剥がすことは出来ないので、サンプル2枚でした) 樹体温度が低いため脱出は平地より遅れているようです。いずれにしても飛来は本格的に始まっており、アカガシ群落内での脱出や、新たな加害は7月にピークを迎えます。
この日も調査が終了した午後3時すぎから小雨がパラツキ、良いタイミングで調査が出来ました。(感謝)