2020.7.12 JYUKU生の皆様へ 念ずれば花必ず開き実必ずみのる

何のことかと思われるかも知れませんが、12日に神戸市立森林植物園で七夕のつどいのトークショーがあり真野響子名誉園長 と「桜の幹を食害する外来昆虫クビアカツヤカミキリ」につてお話をさせていただく機会を得ました。心良く意をくんでいただき、樹木医の活動紹介、サクラ、モモ、ウメなどのバラ科樹木を食害する外来種クビアカツヤカミキリについてシッカリと話題にして被害に備える啓発活動が出来ました。標題はプライベートなことですが、JYUKU生の皆さんにだけはお話をしたくて今回掲載しています。実は、青春時代から真野響子さんの大フアンで心ときめかしていた一人です。こんな機会を通じて往年の夢が実現するとは思ってもいませんでした。関わった木々からのご褒美でしょうか 樹木医でよかったと心から思った瞬間です。「念々相続・刻々精進」 念ずれば花必ず開き、実必ずみのるものだと企画していただいた皆様、会場設営、進行に関わっていただいたスタッフの方々に心から感謝申し上げます。

前日ご一緒させていただいた寺院の庭のサラノキの花です。この地域はそろそろ花の時期は終わりでしたが「一の夢 二のゆめ 三の夢にも 沙羅」の伊丹三樹彦先生の句碑と共に出迎えてくれました。この寺院はサラノキ、ヒマラヤシャクナゲ、ハナノキなどが有名ですが、今回はハナノキがご縁をつないでくれました。(偶然にもトークショーの会場にはハナノキが正面にありました)花の寺應聖寺のハナノキはこの地域では珍しい大木です。しかし、被圧や竹の根、根元に大きなキズ、台風による大枝欠損等の被害を受けて衰退傾向にあり、陽の目を見ることがありませんでした。「何とかしたい」との強い思いで、被圧対策、土壌改善、景観整備を行い、保存木として指定もしていただいて陽の当たる場にデビューしました。今は季節を変えて綺麗な花や新緑、紅葉が参拝者の目を楽しませててくれています。施工時の根元損傷部、土壌改善の一部をPDFイメージ図で紹介しますが、JYUKU生の皆様には現地研修で被圧対策も含め詳細を説明します。

ハナノキ根元損傷部

ハナノキ、被圧対策・土壌改善

ハナノキ土壌改善2-1

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)